今日は『おすすめの本』のはなしです。
いつもの教科別の参考書の紹介ではなく、一冊の本の紹介です。
『神戸大学感染症内科版TBL: 問題解決型ライブ講義 集中!5日間 』¥4,860
神戸大学医学部4年生を対象にTeam Based Learning方式で行われた感染症講義が書籍化されたもので、あふれる臨場感が魅力の本です。
この本では感染症治療のプロが厳選した臨床問題に学生が挑んでます。
でも『病気とはどんな状態のことをいうのか』とか、いまいちよく分からないことを考えるところに始まり、『本当の問題解決とはなにか』といったことを対話形式でその答えを導きだします。(問答法ってやつでしょうかね)
感染症の知識はもちろん、臨床推論の方法や検査の価値判断についてなど、まだ知らない人はもちろん、授業でやったけどなんとなくで終わらせていた人にはもう一回考えるきっかけを与えてくれる本です。
学生のうちに読んでおかないと絶対後悔する本です。医療系の学生じゃなくても、思考プロセスの訓練について書かれている本なのでどんな人にも読んでほしいです。
ちなみに、うちの学校だとテュートリアル(誤字ではない)って科目でやらせたいことをやっている本で、この本を読んだ後はスマートさのある思考ができるようになると思います。
今日も読んでくださってありがとうございました。